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佐沼屋について
名称 | 佐沼屋呉服店 |
創業 | 1819年 |
代表者 | 石島 通孝 |
所在地 | 〒301-0823 茨城県龍ケ崎市5143 |
TEL | フリーダイヤル:0120-754-529 |
FAX | FAX:0297-62-0079 |
定休日 | 毎週「火曜日・水曜日」もしくは「水曜日・木曜日」
※定休日の詳細はカレンダーをご覧ください。 |
ホームページ | |
業種 | 着物・和装小物の小売 |
厳しい時代と言われておりますが、お客様に恵まれ、社員さんに恵まれ、仕入れ先様に恵まれ、日々商いをさせていただいております。
学卒後、ただ呉服店の息子というだけで明確な意思も持たず、埼玉県のきもの専門店に三年間という約束で修業に行きました。当時の佐沼屋は、洋品・寝具・下着・きものを扱う総合店でした。
時代の流れで立地条件も変わり、周りに大型店も増え、売上が年を追うごとに下がっており、学生の私にも生活の厳しさが伝わってくる状況でした。
そして、修業先での入社一年目、振袖の勧誘も一段落した時、お客様がご来店なされ、娘に振袖を着せたいので持って来て見せて欲しいと言われました。私は先輩の女性の社員を車に乗せ、お客様のお宅に向かいました。実はそのお客様には五回訪問させて頂き、五回目の時には振袖はいらないからもうこないで欲しいと言われたお客様でした。お伺いして座敷にあがらせて頂くと、そこには寝たきりのお嬢様がいらっしゃいました。お嬢様の布団の上からお母様が何枚か振袖をかけてさしあげ、手鏡でお嬢様に見せて、物言えぬお嬢様が一番うれしそうな顔をなさった時の振袖をお買い上げ頂きました。
商談を終え、玄関から出ようとする私に、お母様が『ほんとうにありがとう』と深々と頭を下げられました。
その時はじめてお母様の本当の気持ちが理解でき、きものの商売をさせて頂いて本当に良かった、一生涯を貫ける仕事だと感じました。
そして私が佐沼屋を継ぐ決心をしたのは、祖母・父・母に少しでも「楽」して欲しいという気持ちが日増しに強くなったからでした。その祖母も父も他界しましたが、遠い世界から見守ってくれていると思います。
私のきもの一筋の人生を振り返れば、お客様に支えられ、助けられ、教えられ、励まされ続けた年月でした。思い出が走馬燈のように蘇って来ます。
「きもの」という道で本当に多くのお客様と出逢いご縁を頂いて私は社員さんと共に生かされて来ました。
今、初心に立ち戻って佐沼屋はお客様に「いつもの日にも、特別な日にも、きものを通して笑顔と喜びに満ちたひと時が訪れますよう」にお手伝いをさせていただきます。
龍ケ崎市・牛久市・阿見町・稲敷市・美浦村・河内町・利根町・取手市・守谷市・つくばみらい市・土浦市・つくば市の皆様、ぜひ佐沼屋にご期待ください。
ご来店を心よりお待ちを申し上げております。
佐沼屋呉服店グループ
代表取締役 石 島 通 孝